ビーコン&テレメトリ

WindowsでiBeacon / Eddystone / Manufacturer Dataを受信・解析する方法

Windows 11 / 10でBLEアドバタイズパケットを受信し、ビーコン規格や製造元データをデコードする手順。

2026年8月31日
読了目安 4分
fTool BLE Scanner Pro

近接ビーコンやワイヤレスIoTセンサーは、ペアリングを必要とせずに小さなアドバタイズパケット(GAPデータ)を発信し続けています。屋内位置測位のためにiBeaconを設置する場合も、Eddystone-TLMで環境センサーの値を受け取る場合も、まずはこのパケットを受信して中身を読み解く必要があります。

この記事では、Windows上でBLEのアドバタイズパケットを受信し、規格ごとに自動デコードして解析する手順を解説します。


主なビーコンのフォーマット

  • Apple iBeacon: 16バイトのProximity UUID、2バイトのMajor(店舗など)、2バイトのMinor(売り場や棚など)、1m地点での送信出力(TX Power)を発信します。
  • Google Eddystone-UID / URL: ネームスペースとインスタンスのID、または短縮URLを発信します。
  • Eddystone-TLM: 電池電圧、チップ温度、送信パケット数、稼働時間を含むテレメトリフレームです。
  • Manufacturer Data: 企業ごとに割り当てられたIDを持つ独自データです(例: Microsoft 0x0006、Apple 0x004C、Nordic 0x0059)。

手順: ビーコンのデータを受信・解析する

1

fTool BLE Scanner Proでパケットキャプチャを開始

fTool BLE Scanner Proを開き、アドバタイズリスナーをスタートさせます。

2

ビーコンパケットのフォーマットを自動判別

iBeacon(UUID/Major/Minor)、Eddystone(UID/URL/TLM)、Manufacturer Dataが自動デコードされます。

fTool BLE Scanner Pro のビーコン解析画面
3

生バイト列とRSSI推移を分析

パケットごとの生HEXバイト列と電波強度(RSSI)のリアルタイムグラフを確認します。

解析に役立つ機能

  • 生バイト列の表示: HEXのペイロードを、データ構造の区切りを色分けした状態で確認できます。
  • 距離の目安: TX PowerとRSSIから、おおよその距離を推定して表示します。
  • CSV出力: 時系列の電波強度やテレメトリをCSVに書き出し、ExcelやPythonで分析できます。
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