Bluetooth LE&IoT

WindowsでBLE GATTサービス・キャラクタリスティックを調査する方法

Windows 11 / 10でBluetooth Low EnergyデバイスのGATTプロファイルを探索し、キャラクタリスティックを読み書きする手順。

2026年8月31日
読了目安 5分
fTool BLE Scanner Pro

ESP32、nRF52、Raspberry Pi Pico W、STM32などでBluetooth Low Energy機器を開発するときは、GATT(Generic Attribute Profile)サーバーの構造を確認する作業が欠かせません。Windows上で動く軽快なGATTエクスプローラーがあれば、ファームウェアのデバッグやIoTデータの検証が格段に楽になります。

この記事では、周囲のBLE機器を探索し、GATTの階層をたどって、キャラクタリスティックの読み書きと通知を検証する手順を解説します。


BLE GATTの構造

セントラル側の機器がBLEペリフェラルに接続すると、通信はGATTの階層に沿って行われます。

  • プロファイル: Heart Rate ProfileやHID over GATTなど、あらかじめ定義されたサービスの組み合わせです。
  • サービス: 16bitの標準UUIDまたは128bitの独自UUIDで識別される、データのまとまりです。
  • キャラクタリスティック: 個々のデータ項目で、ReadWriteWrite Without ResponseNotifyIndicateなどの操作に対応します。
  • ディスクリプタ: 値に関する補足情報です。CCCD(Client Characteristic Configuration Descriptor)などが該当します。

手順: GATTサービスを調査する

1

fTool BLE Scanner Proで周囲のBLE機器をスキャン

fTool BLE Scanner Proを起動し、周囲のアドバタイズを受信します。

fTool BLE Scanner Pro のスキャン画面
2

ターゲット機器にGATT接続

接続ボタンをクリックし、プライマリサービスツリーを展開します。

3

キャラクタリスティックの値を取得・送信

Read/Write/Notifyプロパティを操作し、生バイト列(Hex/UTF-8)をテストします。

fTool BLE Scanner Pro のキャラクタリスティック操作画面

開発時に役立つ機能

  • 値の多形式表示: 取得した値をHex、UTF-8テキスト、整数、10進数で同時に確認できます。
  • Notify / Indicateの購読: センサーからの連続データをタイムスタンプ付きで記録し、CSVに書き出せます。
  • 標準名の自動解決: Bluetooth SIGが定めた標準UUIDには、対応する名称が自動で表示されます。
fTool BLE Scanner Pro アイコン

fTool BLE Scanner Pro

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